P.E.S.

政治、経済、そしてScience Fiction

「ターミネーター ニューフェイト」

面白かったです。そして、リンダ・ハミルトンさん、すいません。この映画、観る前は劇中のリンダ・ハミルトンはキツイのではと思ってたんですよね。 映画『ターミネーター:ニュー・フェイト』本予告【新たな運命編】11月8日(金)公開 監督ティム・ミラ…

「PC」って、なに?ポリティカル・コ…?

小ネタです。アメリカでは本の新刊が出る時に、宣伝の為にその一部が事前にメディアに公表されることがよくあります。特に政治系のノンフィクション、政権の暴露本、XXの真実本とかだと。保守系メディアのFoxニュースがトランプ政権の「真実」についての本 w…

「日本SF誕生 空想と科学の作家たち」

豊田有恒著、勉誠出版 bensei.jp 日本SF作家第一世代というと、小松左京、筒井康隆、星新一、平井和正、眉村卓、半村良、光瀬龍などなどの名前が上がりますが、さすがにその登場の時期から5~60年も経つために残念ながら亡くなられてしまった方々がほとん…

「日本エロ本全史」

安田理央著 太田出版 www.ohtabooks.com タイトルにエロ本とありますが、実際には戦後すぐの1946年「りべらる」から2018年の「FANZA」までのエロ雑誌100誌*1について、その創刊号と簡単な歴史の紹介が書かれた本です。「戦後エロ雑誌全史」という方がより正…

「ジェミニマン」

情報に間違いがありましたので修正、かつ太字部分を追加。『ジェミニマン』本予告宇多丸さんのおすすめに従いMovixさいたまでのハイフレームレート3Dで鑑賞。政府の殺し屋だった主人公が陰謀に巻き込まれて政府なりその他の悪の組織に襲われるが色々ぶっ殺…

映画「T-34」感想

一部で「男がやってるガルパン」とか何か次元が間違っている発言を目にして気になっていた戦車映画を観てきました。 800万人が熱狂した胸アツ戦車アクション/映画『T-34 レジェンド・オブ・ウォー』予告編以前、ブラッド・ピッド主演の「フューリー」 『フ…

「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド」

言わずと知れたクエンティン・タランティーノの監督・脚本最新作「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド」を観てきましたので、その感想を。 www.youtube.com時は1969年、ところはハリウッド、かつてのテレビ西部劇のスターであり今は落ち目の現状…

トイ・ストーリー4

今更ながらにようやく「トイ・ストーリー4」を鑑賞。CGの素晴らしさとか、話運びがどうこうとか、いまさら言うのも野暮なので触れません。 「トイ・ストーリー4」日本版予告 「トイ・ストーリー」のシリーズは良く出来たシリーズであり、言うまでもなく面白…

「町山智浩・春日太一の日本映画講義 戦争・パニック映画編」

タイトルにある映画評論家(兼アメリカ紹介者?)町山智浩さんと時代劇研究者の春日太一さん二人による日本映画、特に戦争映画、パニック映画についての対談を一冊の本にまとめたもの。面白い。www.kawade.co.jpなかでメインに取り上げられている作品*1につ…

「守護教師」 

マ・ドンソクが主演の韓国映画。女子校教師となったマ・ドンソクが失踪した女子高生の謎を追う。 www.youtube.comマ・ドンソクというと、 www.youtube.com 新感染での、漢はステゴロ、ゾンビははっ倒す!役が良くて気に入りまして、この映画も見に行くことに…

「ブレードランナー証言録」

ブレードランナー2049の公開前くらいに行われた関係者へのインタビューに更に追加した4人の関係者へのインタビュー集。 www.shueisha-int.co.jp集英社のインターナショナル文庫とかいう新書の一冊で、簡単に読める薄い本。インタビューを受けているのは 「ブ…

「最初の接触 伊藤典夫翻訳SF傑作選」

「伊藤典夫翻訳SF傑作選 最初の接触」を読みました。 www.hayakawa-online.co.jp タイトル通り、伊藤典夫さんがSFマガジンに訳された短編を集めたもの。収録作はもともと50年代発表(表題作だけ40年代)で翻訳は60年代のものばかりですが、翻訳については女…

#春フェスAKBと運営のCompetency問題

わざわざブログに書くほどの事とも思わずツイッターやツベのコメントに書いたりしていたのですが、どうにもモヤモヤするのが続くので吐き出すためにちょっと書いてみるだけの単なるAKBヲタのグチです。

レイモンド・チャンドラーのSFによるグーグルの発明、そしてディレンマ

時代が進んでも、変わらないものはあるのだなぁって話。1964年に出たジェームズ・ブリッシュのSF評論集 The Issue at HandThe Issue At Hand (English Edition)作者: James Blish出版社/メーカー: Gateway発売日: 2014/08/28メディア: Kindle版この商品を含…

歩むべきGlory Roadはどこにあるのか?ハインライン「栄光の道」

好きなSF作家はと問われればハインラインと答える事にしているわたくしでございますが、数あるハインライン作品の中で特にどれと問われれば、長編ならば「栄光の道」を挙げる事にしています*1。ハインラインの有名作といえば、「宇宙の戦士」、「月は無慈悲…

「文芸の本棚 久生十蘭」 

久生十蘭という作家さんをご存知ですか?読書家の方ならご存じなんでしょうが昭和30年くらいまで活躍されていた作家さんで、検索すると「博覧強記と卓越した文章技巧を以て数々の傑作を世に残し、「小説の魔術師」の異称をもつ作家」といった称賛の言葉が色…

ミシェル・ウェルベック「服従」、あるいはぶっちゃけ、男なんて持ち上げられてセックスできたらなんでも良いんじゃないの?

数年前に話題になったウエルベックの「服従」を今頃読みました。www.kawade.co.jp「仏大統領選で激震!!」と帯にあり、「世界の激動を予言したベストセラー」とも書かれている本であります。内容が2022年の大統領選で極右政党への対抗策として左派政党とイ…

キングの幻、ハーツの市街戦ー「まぼろしの市街戦」

1966年の映画が4Kデジタル修復されてK's cinemaでリバイバル上映*1。大昔に放送されたのを観て感動した記憶に動かされて行ってきましまた。といっても先月の話なのですが。映画『まぼろしの市街戦』≪4Kデジタル修復版≫ 予告編第一次世界大戦中のフランスの田…

「筒井康隆 日本文学の大スタア」

日本SF第一世代の一人にして、現在では「日本文学」のスタアとなった筒井康隆を特集した本。 www.kawade.co.jp ぶっちゃけ、「日本文学」に寄るほど個人的な興味は薄れるわけだが、それでも完全に興味が無くなるところまでの「日本文学」にはならないのが筒…

Unhinged: トランプの補佐官だった黒人女性によるトランプ政権暴露本

ドナルド・トランプのリアリティショー The Apprentice の出演者としてトランプと関わりはじめ、トランプ陣営の一員として選挙にも関わり、トランプ政権で数少ない非白人男性の一人として大統領補佐官の一員ともなったアマロサ・マニゴールト・ニューマンに…

「トリフィド時代」、ゾンビ物として 

ふつう彼らはほかのグループと合流したがらず、かならずやって来るアメリカ人の到来を待つあいだ、手に入れられるものを手に入れ、避難所をできるだけ快適にしようとする傾向があった。 カーゴ・カルトか!人類社会の終わりを迎えた英国田園地帯にまだ生き延…

「スター・ウォーズはいかにして宇宙を征服したのか」

スター・ウォーズはいかにして宇宙を征服したのか作者: クリス・テイラー,児島修出版社/メーカー: パブラボ発売日: 2015/11/11メディア: 単行本この商品を含むブログ (2件) を見るナバホ族のファンの熱意で初めてナバホ語に吹き替えられたスターウォーズEP.4…

「英語教師 夏目漱石」

www.shinchosha.co.jp 「坊っちゃん」「吾輩は猫である」等々、無教養なでもタイトルは一般常識として知っているレベルの作品*1を生み出した夏目漱石。その夏目漱石が英語教師をしていた事、イギリスへ留学していた(そしてどうやら英語が嫌いでイギリスが嫌…

『経済学者たちの日米開戦 秋丸機関「幻の報告書」の謎を解く』

www.shinchosha.co.jp開戦直前の日本において開戦後の予測がいくつか行われていた事はよく知られている。そしてそれらの結論が、短期的にはともかく中長期的には日本がアメリカに対抗できる事はない、長期戦となれば日本に勝ち目はないという事であったのも…

「怪奇礼賛」

19世紀から20世紀半ばまでのイギリスの怪奇小説アンソロジー。 www.tsogen.co.jp 古い怪奇小説となると読みづらい文章をつい想像してしまいますが、これはそんな事はなくてちょっと古風な感じが味になる程度です(読みやすいとは言いませんが)。全体通して…

ソヴィエト・ファンタスチカの歴史

「ソヴィエト・ファンタスティカの歴史」というタイトルを見て、何を想像するか? 頭の片隅にロシア語でファンタスティカはSFを含む幻想文学の意味という記憶がありましたので*1、私はソビエト時代のSF史なんだと理解しました。ソヴィエト・ファンタスチカの…

「ゴールド 金塊の行方」(ちょいネタばれあり)

映画『ゴールド/金塊の行方』予告編 予告編のサムネイル画像(とは呼ばないのか?)でマシュー・マコノヒーが半ハゲづらを晒してますが、劇中では更に恥ずかしい、映画「J・エドガー」のディカプリオまであと少しなメタボブリーフ姿まで晒しています。話は8…

嫌な気分ってやつを思いだした...「海外SFハンドブック」

積読本を消化しようと、2年前に買って以来放置していたこの本に手を出してみました。 www.hayakawa-online.co.jp 早川書房の説明によると、 クラーク、ディックからイーガン、チャン、『火星の人』、SF文庫2000番のレム『ソラリス』まで! 巨匠の作品から…

「誤解するカド」、あるいは「誤解する」んじゃなくて「誤解させている」アンソロジーの事

大森望さんと、現在(2017年5月)放送中のSFアニメ「正解するカド」の脚本を書かれている作家野崎まどさん共同の「ファーストコンタクト」テーマアンソロジー、「誤解するカド」を(だいたい)読みました。 www.hayakawa-online.co.jp和洋合わせて10篇収録で…

「ザ・コンサルタント」 「ローグ・ワン」

「ザ・コンサルタント」と[ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリ」をMovixさいたまで鑑賞。 映画『ザ・コンサルタント』予告編 ベン・アフレックが裏の顔を持つ自閉症の会計士を演じるアクション映画。随分と奇妙な映画ではあるのだけど、面白かったです…