P.E.S.

政治、経済、そしてScience Fiction

読書

「戦前日本SF映画創世記 ゴジラは何でできているか」

戦前日本SF映画創世記: ゴジラは何でできているか作者: 高槻真樹出版社/メーカー: 河出書房新社発売日: 2014/03/27メディア: 単行本この商品を含むブログ (6件) を見る戦後長く、現代へと続く漫画の歴史がいきなり手塚治虫から始まったかのような通説が支配…

伊坂幸太郎 「マリアビートル」 

Kindle版が安かったので買ってみた伊坂幸太郎「マリアビートル」の感想。マリアビートル (角川文庫)作者: 伊坂幸太郎出版社/メーカー: KADOKAWA / 角川書店発売日: 2013/10/09メディア: Kindle版この商品を含むブログ (1件) を見る

「凶悪−ある死刑囚の告白―」

凶悪―ある死刑囚の告発―出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2013/07/05メディア: Kindle版この商品を含むブログ (5件) を見るサブタイトルそのままに、刑務所に収監されていた死刑囚から世間に知られていない3つの殺人事件についての告白をうけたジャーナリスト…

どくしょかんそうぶん:「クトゥルフ神話への招待 遊星からの物体X」

「クトゥルフ神話への招待 遊星からの物体X」を読んだので、感想を書いとく。 ちょっと前の「這いよれ!ニャル子さん」によるプチ・クトゥルフ神話ブームを受けて出たのかな?と邪推。 ただラブクラフト御大の作品は一作だけ。 代わりに、頼るのにアニメ一…

高慢と偏見、ゾンビ!

日本では洋書の古典文学の再翻訳版が出る事がありますよね。日本語って変化がものすごく激しいから、村上春樹も言ってるように、翻訳にはたしかに賞味期限があります。昔の翻訳はほんの数十年前のものでもどうにも読みにくい(しかもこれがプロの翻訳家とか…

"Spiders" Sue Burke, Asimov's SF, March 2008 どこかの惑星での殖民コロニーでの父と小さな息子の裏山への散策の話。短編なのでほんとにそれだけ。こういう特に波乱のない物語を英語で読むのはあんまり得意じゃない(日本語でもそうだけど)。飽きちゃうし、…

Asimov's SFの4月号から。なんか31周年記念なのだそうで、表紙に"31st Anniversary"と書かれている。31年続いてるのは結構な事だけど、でもやっぱり31周年記念ってどうよ、とやっぱり思ったのか編集長のSheila Williamsがエディトリアルでこのことについて…

毎月号そうなんだけど、今月も3月号を全部読む前にAsimov's SF の4/5月号が来てしまった。思い返してみても、これまでAsimov'sもF&SFも掲載作品全部を読んだ事って一度もないなぁ。もう少しちゃんと読みたいけど... ま、とにかく少しは読んだのでその記録…

Asimov's Science Fiction, March 2008 どこかの宇宙ステーションでお土産屋をやってる異星人が別の異星人たちにその店を取り上げられそうになっていた時に、今はいなくなった妻のものすごくドジないとこ達がやってきて...という話。完全に予想の範疇の話…