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P.E.S.

政治、経済、そしてScience Fiction

Asimov's SFの4月号から。なんか31周年記念なのだそうで、表紙に"31st Anniversary"と書かれている。31年続いてるのは結構な事だけど、でもやっぱり31周年記念ってどうよ、とやっぱり思ったのか編集長のSheila Williamsがエディトリアルでこのことについて書いてる。

これまで色々とSF雑誌はあったけど、31年も続いたのってほとんどないんだよ、メディアが今ほど発達していなかった大昔(40年代とか50年代とか)をSFにとってよい時代だったと回顧するSFファンも多いけど(ってつまりSFファンは年寄りばかりと(笑))、むかしのSF雑誌のほとんどは31年よりもはるかに短命だった、現在はAnalog/Astounding(1929年12月に第1号発行、ということは現在78歳、パチパチ!!)、S&SF(今年59歳、ちなみに現在時点で第666号なのだそうだ笑)、そして31周年記念のAsimov'sから、80年代/90年代創刊の雑誌やもっと新しいOnlineの雑誌までそろっていて、質は勿論、量もそれなりのものなんだ!未来は明るい!(ものすごい意訳)

このエディトリアル、過去と現在のSF雑誌の発行部数の変化(もちろん低下)や消えていった雑誌達に長々とふれた後、終りのところで現在にふれて、これからもがんばるぞ!みたいに終わるのでなんとなく暗くなりそうな文章なんだが、読むと、というか見てるとそれだけで結構楽しかったりした俺は年寄りのSFファン。だって昔の雑誌の名前やその時の作家達の名前がどんどん出るんだもの!Worlds of IF とか Galaxy とか、Super Science Fiction とかさ。ポール・アンダースンとかフレデリック・ポールとかディレーニーとかスタージョンとかシマックとかティプトリーとかさ。有名どころばかりだけど、いまの雑誌の目次を見ても当たり前だけど全然載ってないよ(Williamsはシルバーバーグの名前も挙げてて、彼はAsimov'sに連載コラムを書いてるから彼は違うけど)。俺がSFマガジンを読み始めた頃にはまだこのあたりの人が載ったりする事があったんだよね(読み始めたのはサイバーパンクが日本にやってくる直前くらいだったか)。当時のSFマガジンの後ろにはSFエンサイクロペディアの翻訳が載ってて、それで昔のアメリカのSF雑誌、31年以上持ったのから持たなかったのも含めた雑誌名やトリビアも覚えたし。なので当時の馴染みの名前が出てくるだけで、うれしいぞ!って、これは俺が年を取ったということが。ああ、なにもかも皆、懐かしい...