P.E.S.

政治、経済、そしてScience Fiction

やる気があるのか、マケイン陣営 (ほんとは28日の日記)

昨日のエントリーでは、アメリカの金融機関救済案が暗礁にのりあげたらしいと書いてたが、どうやらなんとか妥協が成立したらしい。果たしてこれをなんと評したらいいのかわからないけど、まあもしこれで金融危機が回避できるのならきっといいことなんでしょう*1

でもまあそれは置いといて、またまたマケイン陣営ネタ。しかし、俺は民主党のオバマ支持なんだけど、なぜか書くことはマケイン側ばかりだな。マケインが選んだ副大統領候補ペイリンさんの17歳になる娘さんのできちゃった結婚式が、11月の大統領選投票日の前に行われるらしい。Talking Point MemoがイギリスのTimes の記事として伝えている。その記事によるとマケイン陣営は、この結婚式には国中からマスコミが集まって、投票日前にペイリンさんへの人気が高まるのでは!と期待しているらしい。"It would be fantastic""It would shut down the race for a week" 「すごいことになりそうだ」「一週間は選挙どころじゃなくなるぞ」とかマケイン陣営の誰かはコメントしたそうだ...


討論会の評価もオバマの勝ちと定まり、支持率もまたオバマが上回っているようなのだが、投票日前のできちゃった婚がマケイン陣営の切り札なのか?なんつーか、いくら結婚式はおめでたいこととはいえ、道徳にうるさい事を売りにする保守派がそれでいいのか?つーか、このできちゃった婚でペイリン、ひいてはマケインの人気が盛り返すなんて、そんな事をほんとにありうる?なんというか、こんな事を考えているマケイン陣営は、本気で選挙に勝つ気があるのだろうかと疑問になってくる(ま、新聞記事をあんまり真に受けるのもどうか、ではあるが)。

*1:追記:とか書いてたら、救済案がアメリカ下院で[http://www.nytimes.com/2008/09/30/business/30bailout.html?_r=1&hp&oref=slogin:title=否決]されてしまった。もともと下院の共和党保守派がこの救済案に反対していて、ブッシュやポールソンがなんとか説得にあたっていたのだが、やっぱダメだったということですね。議会はこれから休暇に入るし、そもそも11月の頭には大統領選がある。これはもう、新しい大統領が決まるまでは金融機関救済案は一時お預けという事になるかな。追々記:とかのんびり書いてたら、上院で可決されたね。ということはこの後、上下両院で協議してなんとか法案の施行へ持っていくのだね。