P.E.S.

政治、経済、そしてScience Fiction

ザ・マケイン・ショウ!:党派を超えて団結(でも悪いのはオバマだけどね)。民主党を非難なんかしていません(ネガティブCMは流すけどね)編

http://blogpal.seesaa.net/article/107406416.html

見つけてしまった以上、脊髄反射で書いときます。金融機関救済案が否決された後のマケインのコメント


McCain:"Senator Obama and his allies in Congress infused unnecessary partisanship into the process. Now is not the time to fix the blame, it's time to fix the problem."
マケイン:「オバマ議員と議会の彼の仲間達は審議に不必要な党利党略を持ち込んだ。今は誰かを非難する時ではない、問題を解決する時なのだ」


確かにマケインは党派を超えよう!非難は止めよう!と言ってますね、オバマを非難した後に。マケインは自分の言葉は非難ではないといいたいのでしょうか?もしかするとそうなのかも知れません。非難しているととるのが普通だと思いますし、実際アメリカのABCテレビでもその点についてマケインは尋ねられいます。でも、マケインはそう思っていないようです。(TPMから。RCはABCのインタビュアー,JMはマケイン)


RC: Senator, you said that now is not the time to fix blame, but to fix the problem, but you said almost in the same breath that the democrats, including Senator Obama are responsible for the, the rescue plan falling apart.

JM: No, actually I said yesterday very clearly right before the media [that] it's time not to fix the blame, but to fix the problem. We need to sit down together republican and democrat. We don't have inflame the situation today. History will judge who was to blame, and who wasn't...

RC:議員、あなたは今は誰かを非難する時ではない、問題を解決する時なのだとおっしゃいましたが、それを言ったとほぼ同時に、オバマ議員を含めた民主党に救済案否決の責任があるとおっしゃいましたね。

JM:いや、昨日、私はメディアの前ではっきりと、非難の時ではない、問題を解決するべき時だと言いました。共和党、民主党双方が手をつながなければならない。状況を悪くするようなことはすべきではない。誰に責任があり、誰にないかは歴史が明らかにしてくれるだろう...


たしかに誰かを非難する時ではない、党派を超えよう!というのは立派な言葉に響きますが、問題は行動です。下はマケインがその立派な言葉を言った後に、マケイン陣営が流したCMです。内容は、マケインはサブプライムのバブルが起こる前に規制しようとしたが、オバマや民主党がそれに反対したというものです。マケインの非難はよそう、党派を超えよう!ってのは、自分自身には向けられてないんですよ。これでどうしてマケインが非難されずに済むんでしょうか?