P.E.S.

政治、経済、そしてScience Fiction

Do you wanna emails? あるいは保守派が保守派を批判してみると、

共和党の副大統領候補ペイリンさんの人気が落ちてます。民主党側の候補バイデンさんとの討論会は、まあ悪くはなかったと思うのですが*1、ペイリンさんのインタビューにおける失言のせいで一般の人気だけでなく、保守派知識人からの支持も失いつつあります。保守派のコラムニスト、キャサリーン・パーカーさんもペイリンさんに失望した一人で、彼女はペイリンさんは候補から辞退するべきだとまでそのコラムに書きました。ペイリンさんに批判的になった保守派のコラムニスト・知識人は彼女だけじゃないですが、辞退すべきとまで言った人は(少なくともある程度名のある人では)彼女しかいないようで、当然ながら彼女は保守派からの非難を受けるようになりました。で、それがどれほどかというと、On Pointというアメリカの公共ラジオ放送NPRの番組でのペイリンさんについての特集に少しだけ出てきた彼女によれば、彼女はそのペイリン批判をしてから1万1千通の批判eメールを受けとり、そのなかには命の脅迫をするものもあったそうです。その反応は彼女自身の言葉によると、surprisingly vicious 驚くほどひどい、ものだったと。まあ、そうなるわなと、リベラル派支持の俺なんかは思うんですが、誰しもそうであるようにアメリカの保守派の人らも自分達は基本的にいい人間と思い込んでいるようで*2、自分達の悪意が自分自身に向かってきた時には結構驚くようです。

*1:とはいえ評価としてはやっぱりバイデンさんの[http://www.cnn.com/2008/POLITICS/10/03/debate.poll/index.html:title=勝ち]となるようですね。

*2:当然、俺も自分自身をそうだと、勝手に思ってます。