P.E.S.

政治、経済、そしてScience Fiction

「クリントン大統領はリベラル?」と訊かれて、「オー、ゴッシュ」 by クルーグマン

このエントリーでアメリカのリベラルはクリントン大統領に結構ニガニガしい思いを持っていると書きました。で、今日、去年暮のクルーグマン著書のセールスキャンペーンの一環のインタビュービデオを観ていたところ、その中でクルーグマンはインタビュアーに、「クリントン大統領はリベラルですか?」と訊かれて答えに窮してました。
「オー・ゴッシュ」*1、と言った後、「大統領になった時は、リベラルでした」と答えてから、「彼はリベラルな価値観を持っているとおもいますよ」とその質問への回答を閉めてました。財政の規律を重視し、再分配ではなく成長と市場を(少なくとも政権の半ば以降は)貧困解決の基本においたクリントン大統領はアメリカでもリベラルとはみなされなかったりするんですよね(しかし、右の人達はクリントンをまるで極左のように嫌ってましたが)。
ところでしばらく前に貼ったクルーグマンのビデオを今、訳してます。実はそれを貼った時はそのビデオを、まだ観てなかったんです。それをこないだ観てみたら、「あれ、クルーグマン、えらいスムースに話している!」と驚いたので。なんか酷い事を書いてますが、クルーグマンノーベル賞をもらった時に書いたように、クルーグマンはしゃべりがものすごい下手というイメージがあったんです。実際、これなどを観て「やっぱりクルーグマンは人前が苦手なSFオタだな」と思ってたんですが、最新のビデオのインタビューでは全然そんな感じがなくて。うーん、反省しましたので、そのお詫びに訳することにしました。ところがこれが大変。クルーグマンのインタビュー部分は40分弱あるんですが、ようやく3分の1しか終わってません。いつ終わる事やら。

*1:「オー・マイゴッド」の代わりに困った時、驚いた時に使う言葉。「オー・マイゴッド」は宗教的に問題があるので。