P.E.S.

政治、経済、そしてScience Fiction

無料ワイヤレス・カフェはラージサイズ・ラテの夢をみるか?

(追記:リンク修正済み)
アメリカでは、すくなくとも俺が長年住んでいたアメリカの田舎では、ほとんどのカフェでワイヤレスネット接続が無料でした(スタバはなぜか例外でしたが)。パソコンを持ち込んでそのカフェの無線を拾えば、後は店が閉まるまでいつまでも無料で使えてました。またカフェ以外でも図書館だとか、金融機関だとか、人の集まりそうなところでは結構無料Wi-fiがありました。なので日本に帰ってきてから一番驚いた事は、アメリカでネット先進国と聞いていた日本で碌に無料ワイヤレスがなかったことです。一応日本でも無料Wi-Fiはあるらしいですが、うちの近所にはまったくない。有料のものすらWi-Fiがないって...
とにかく、アメリカではよくカフェでネットを使わしてもらいましたが、やっぱり何時間も使っているとさすがにお店に悪いかなと思うんですよね。なので1,2時間に一回くらいはコーヒーやらなにやら買ってました。しかし実のところ、でかいカフェなどだと全く何も買わずに何時間もいれたりもしましたから、その手の完全ただ乗りの人もいたでしょう(実際、俺も一回やりました)。そういう人をどうするのかなとは思ってましたが、色々カフェの考えてるみたいです。「ヤバい経済学」のレビットとダブナーがやっているニューヨークタイムズのブログ、Freakonomicsにこのテーマのエントリーがアップされてました。
カフェのジレンマ: あるいは無料のWi-Fiはラテを売ってくれるのか? フリークノミクス 2008年11月12日

カフェで無料のワイアレス接続を利用していて、バリスタに睨まれたように思った事はありますか?大抵のお客は1時間に飲み物を一つ(あるいは何かのケーキなどを)買うというのに、一番安い客はコーヒー一杯で3時間も居座ってしまいます。
ネットただ乗り野郎に反省を求めるのではなく、いくつかのカフェではラップトップの持込を禁止したり、インターネットアクセスを有料にしたりしています。しかしこの調査によると、それはビジネスの判断として良くないようです。
とあるオランダのカフェではその中間の方法を取る事にしました。バリスタはお客にもっとお金を使うように圧力をかけたりはしません。ネットは無料のままです。しかし、そのカフェはネットワークの名称を下のようなものに頻繁に変えるのです:
    お客さんもう一杯どうですか
    コーヒーケーキは試しましたか?
    ラージサイズラテにはブラウニーがついてきます
いらいらしますか?それとも笑って、もう一つブラウニーを買いますか?
無料のネットをカフェで利用する時、どのくらいお金を使うべきなんでしょうね?
もう一つ別のカフェとラップトップのジレンマがあります:トイレに行く時にはラップトップをどうしてますか?
(ありがとう、Mike M)