P.E.S.

政治、経済、そしてScience Fiction

クルーグマン

コクラン、テイラー、ベッカー、バロウ

タイトルは、ジョン・ル・カレの作品のパロディーのつもりでした。すいません。でも、すべてはテイラーが悪いんです。 さて、池田先生がマンキューによる財政政策に懐疑的な経済学者のリストというのをご自身のブログに載せてられました。まあそれは保守派経…

クルーグマン:恒星系間貿易の理論

このブログのタイトルは、政治(Politics)、経済学(Economics)、そしてSF(Science Fiction)という、おれの興味のある分野のそれぞれの頭文字から取ってるのですが、残念ながらプロフィールにも書いたように、これまでSFについて書くことはあまりありませんで…

クルーグマン:流動性の罠のなかでの最適財政政策

明けましておめでとうございます!新年の元旦を皆様はどうお過ごしですか?おれは東京に出てきたたばかりでいく所もありませんから、朝から翻訳してました。とっても有益ですね!その前の大晦日の晩は、スコセッシュ/デニーロの「タクシードライバー」を観てま…

The Return of the Depression Economics

前にも書きましたようにクルーグマンの新刊、The Return of Depression Economics and the Crisis of 2008についてのディスカッションがTPMCafeで始まりました。これはTPMCafeでの、政治経済系の本の内容について著者と何人かの討論者で議論しようというもの…

クルーグマンとマデリーン姫

CalculatedRISKから(タイトルも含めて)。 ノーベル賞の晩餐会会場への入場シーンらしい。クルーグマンが姫様と歩いているぞ(2:24ー2:37)。なんとなくぎこちないような気がするが、それは多分俺の偏見だろうwww 追記:ブラッド・デロング「クルーグマン、髪切…

クルーグマン・アット・ストックホルム

クルーグマンのブログを覗いたら、クルーグマンがストックホルムから二つほどポストしてました。一つは、アメリカの自動車産業は消滅するといったという報道は間違いで、 What I actually said was that the concentration of the industry around Detroit w…

クルーグマン:実質残高効果(ウォンキッシュ)

ワンモア・クルーグマンです。1930年代のモデル(翻訳)で実質残高効果(ピグー効果)を無視した事についての質問が色々来ていたようで、それに答えてます。ただ、文中の数字は1930年代のアメリカのものでなく、現代のアメリカの数字、だと思います。それからタ…

クルーグマン:さらに名目賃金について

マンキュ−のこれ(翻訳)を受けての、クルーグマンのポストです。まだ続きます。

クルーグマン:名目賃金と雇用について

賃金を引き上げようとしたニューディールが大恐慌を悪化させたのだとか言っている人達への反論として、1930年代の名目賃金と雇用の関係についてクルーグマンが書いたものです。実証が伴っていない可能性の指摘がこの場合、どれだけ反論として有効なのか分か…

リスニングの練習:クルーグマンのラジオ出演

クルーグマンがアメリカの公共ラジオNPRのOn Pointに出ていました。1時間近くのインタビューです。語っている内容はこれまで彼がブログやニューヨークタイムスのコラムで書いてる事と同じですので目新しい事はありませんが、リスニングの練習になります(追記…

クルーグマン:財政赤字と未来

クルーグマンのニューヨークタイムズのコラムです。これは明らかにこのマンキュ−のニューヨークタイムズへの寄稿(翻訳)を意識していると思います。

クルーグマン:ケインズ政策の時

はい、またクルーグマンのブログからです。そしてまたマンキューがらみのポストです。下のマンキューの寄稿をうけての、クルーグマンのブログポストです。マンキューの文章は、ケインズ政策嫌だなぁ〜と、みたいな曖昧な嫌味の文章でしたが、クルーグマンの…

クルーグマン:大恐慌は金融の問題だった?

クルーグマンの大恐慌についてのブログです。

クルーグマン:忘れぬように

ちょっと久しぶりのクルーグマンのニューヨークタイムズ・コラムです。テーマは次の金融危機を防ぐ為の金融市場改革、というかそれが行われない可能性についての危惧、というところでしょうか。

クルーグマンとマンキュー:経済学者のランキング

民主党支持のクルーグマンと、かつてブッシュ政権で働き、クルーグマンがノーベル賞を受賞した時には愛あるリンクを貼り付けたりもしていたマンキューが、ラブリーなやり取りをしてました。まあ、昨今のブッシュ支持率最低、保守退潮の中、マンキューの過敏…

クルーグマン、ブッシュに誉められる!

ThinkProgressより ブッシュ大統領が、今年度のアメリカのノーベル賞受賞者とあって祝福したそうです。 というわけで、きっとみんな分かり合えるんだよ。多分。どうなんだろ...良く分からない気もするけど。

クルーグマン:なぜ大恐慌の事を語るのか

さて、現在の金融危機がらみでの大恐慌・ニューディールがらみの文章や言説がアメリカではいくつもいくつも書かれ語られているようです。その状況にうんざりしているらしく、一体そんな大昔の事が今の状況にどんな関係があるんだよ!と疑問に思う人もいるそう…

クルーグマン:企業の借り入れコスト

クルーグマンがブログで、アメリカのデフレによる企業借入コストの上昇についての短いエントリーを書いてました。それを受けて、マンキューもエントリーを書いてるのですが、こっちはもうちょっと長いので、また後で訳します。

クルーグマン:流動性の罠の中のマクロ経済政策

はーい、またクルーグマンのブログからです。最近のクルーグマンはオバマ次期政権に積極的な経済政策をとれというアジテーションを積極的におこなってまして、これもその一つです(勿論、右の人らもいろいろやってますよ。これとかここで紹介されてるリンク先…

クルーグマンのコラム:不況経済の復活

クルーグマンの新しいコラムです。以前のコラムや自身のブログのエントリー同様、大規模な景気対策、それも財政政策を主張しています。こういう財政出動要請への反対として、右の人達が大恐慌での財政政策の効果について論じたりするわけですね。アメリカで…

アメリカはどれくらいの景気刺激が必要か?

クルーグマンの11月10日のコラム(翻訳)のフォローアップのブログエントリーです。必要な財政政策の規模について計算されてます。財政刺激の算数(ちょい学者向け) ポール・クルーグマン2008年11月10日

ニューディール:Marginal Revolutionからクルーグマンへ

ここのところクルーグマンによるニューディールに関する文章を訳してますが、そのなかで触れられている反ニューディールの反応の中には、保守派の政治経済学者テイラー(いや、タイラーかな?)・コーエンのブログMarginal revolutionが含まれます。そのブログ…

クルーグマンのコラム:フランクリン・ディラノ・オバマ?

前のエントリーでクルーグマンのブログのエントリーを訳しましたが、ニューヨークタイムズの彼のコラムが同じテーマで書かれてましたから、それも訳してみました。フランクリン・ディラノ・オバマ? ポール・クルーグマン 2008年11月10日

クルーグマンのブログ:ニューディール経済学

今朝、マンキュ−のブログのエントリーを訳しましたが、クルーグマンがそのエントリーに答えるかのようなエントリーをアップしていました。クルーグマンのエントリーはルーズベルト大統領のニューディール政策についての評価に関するものなんですが、オバマに…

クルーグマン・ノーベル賞受賞後のビデオの翻訳

以前に貼った、クルーグマンの受賞後のインタビュー動画の翻訳です。クルーグマン登場部分の1分40秒くらいから38分くらいまでしか訳してません。これから1日2日ほど忙しくなるのですが、クルーグマンがオバマ「候補」の事を語っている事もあって、なんとか選挙…

「クリントン大統領はリベラル?」と訊かれて、「オー、ゴッシュ」 by クルーグマン

このエントリーでアメリカのリベラルはクリントン大統領に結構ニガニガしい思いを持っていると書きました。で、今日、去年暮のクルーグマンの著書のセールスキャンペーンの一環のインタビュービデオを観ていたところ、その中でクルーグマンはインタビュアー…

通貨危機

クルーグマンが新興国通貨の暴落の可能性、それもものすごく酷いもの("The mother of all currency crises")を心配しているのですが、それを受けて国際貿易と開発経済学のダニー・ロデリックが自分のブログで同様に心配したエントリーを書いてるので、訳して…

クルーグマンの新しい動画

http://video.google.com/videoplay?docid=-2534646004859845999&ei=w1oDSY71JJTMwgOh6ZC0Dw&hl=ja出来れば字幕をつけたいけど、当面はだめっぽいです。 あとそれから、クルーグマンのThe Return of Depression Economics(邦題:世界大恐慌への警告)の新版…

クルーグマン、ノベール賞受賞への反応

当たり前ですけど、クルーグマンのノーベル賞受賞への色々な反応が出てますね。で、これまた当たり前ですけど、各人の政治的立場に応じて受賞への反応は予想通りに分かれてます。経済学者のブログを見ても、リベラルは賞賛(たとえばBrad DeLong、Dani Rodrik…

おお、ついに!

クルーグマンがノーベル経済学賞(池田先生に倣うと、ノーベル記念スウェーデン銀行賞)をとりましたね。http://www.npr.org/templates/story/story.php?storyId=95649211追記:ついさきほどこの事を伝えるNPRのニュースを聞いたのだけど、アナウンサーはクル…