P.E.S.

政治、経済、そしてScience Fiction

保守派

It was all a lie、全ては嘘だった。

今年、2020年はアメリカ大統領選挙の年ですが、アメリカでは選挙は一つの産業として成立しています。2016年の大統領選挙では、連邦レベル(大統領、連邦上院議員、連邦下院議員)の選挙での総支出は65億ドルを超えました。この内、大統領選挙での支出がおお…

共和党:アニメでオナってる子無し独身男なんざ、人類にとって無価値!

かっけえ!(笑) Rick Wilson MSNBC Trump's Fans Are Childless Single Men Who Masturbate to Animeタイトルにあるような、一昔前の日本のネット界ならすぐさま炎上しそうな事を共和党のストラテジスト*1の方がアメリカのテレビ局MSNBCの"All In with Chr…

呪詛と呪詛返し

久しぶりにTalking Point Memoから。いたずらの可能性もなくはないが、とにかくこれが現代の話なのだからアメリカ政治ウォッチングは止められない。人を呪わば穴二つ、下手な呪詛はその身に帰ってくるそうですから、皆さん、気をつけましょう。TPM記事 2009…

Ross Douthat:天と地と

Ross Douthatはアメリカの若手保守派論客です。ギングリッチ、ペイリン、ラッシュ・リンボーなど、アメリカの有名な保守派の人達にはアメリカのリベラルから恥知らずの嘘つきとみなされいる人たちが多いですが、Douthatはマシュー・イグレジアスといった若手…

クルーグマン:気候変動問題に怒る人たち(改題)

前のエントリーで触れた気候変動問題否定派の人たちの心の奥に何があるのかについてのクルーグマンのエントリーです。まあアメリカの否定派の人たちについてはこんなものなのかなと思いますが、日本の否定派の人たちについてはどうなんですかね?反知性主義…

クライメートゲート:あなたは何を信じる事を選ぶのか?

池田先生がまたなんか小躍りしてられますなぁ、と思っていたらコロンビア大学の統計と政治学教授アンドリュー・ゲルマンのブログで物理学者のPhilという方(プロフがなくて、詳しい事はわかりません)がクライメートゲートへの感想を書いてられました。タイミ…

コクラン、テイラー、ベッカー、バロウ

タイトルは、ジョン・ル・カレの作品のパロディーのつもりでした。すいません。でも、すべてはテイラーが悪いんです。 さて、池田先生がマンキューによる財政政策に懐疑的な経済学者のリストというのをご自身のブログに載せてられました。まあそれは保守派経…

アメリカ保守のネット上での敗北とその再生

今アメリカでは、保守派による、一体何が敗北の理由だったのか、そして敗北を乗り越えるために何をすべきかという問いが行われています。ただ現状を変えようという意欲を持っているのはやっぱり若い保守のようで、年いった人たちは、保守にはなんの問題もな…

父の愛と、逆差別はなぜいけないのかの話

Daily Kosより。 興味深かったので訳すのですが、リンクをたどってみても元々は何処かのブログかなにかへのコメントらしく、信憑性はわかりません。ウィリアム・クリストルはアメリカの有名な保守の知識人です。保守の雑誌ウィークリィー・スタンダードの編集…

リベラル狩猟許可証

CNNのによりますと、オバマ次期大統領への脅迫行為が急増しているそうです。新大統領、とくにリベラルへの脅迫は増えるものですが、過去の大統領当選者と比べてもおおいそうなので、今回は特にアレゲな人達を刺激する何かがあるのでしょう。ちなみにアレゲな…

アメリカ保守派知識人の死

アメリカの保守派知識人アンドリュー・サリヴァンがウォールストリート・ジャーナルに掲載されたマーク・リーラという方のアメリカ保守主義の反知性主義に関する文章を「必読」と書かれてましたので、読んで訳してみました。アメリカではいま、さまざまな保…

Do you wanna emails? あるいは保守派が保守派を批判してみると、

共和党の副大統領候補ペイリンさんの人気が落ちてます。民主党側の候補バイデンさんとの討論会は、まあ悪くはなかったと思うのですが*1、ペイリンさんのインタビューにおける失言のせいで一般の人気だけでなく、保守派知識人からの支持も失いつつあります。…