P.E.S.

政治、経済、そしてScience Fiction

「ザ・コンサルタント」 「ローグ・ワン」

「ザ・コンサルタント」と[ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリ」をMovixさいたまで鑑賞。
 

映画『ザ・コンサルタント』予告編
ベン・アフレックが裏の顔を持つ自閉症の会計士を演じるアクション映画。随分と奇妙な映画ではあるのだけど、面白かったです。色々な話の筋が雑多に放り込まれていて、正直、その全てが上手く溶け合っているとは思えず、変な違和感をずっと感じさせる。その最大のものが、アクション映画なのにも関わらず自閉症についての教育映画のような要素を抱えているところ。なので食合せの悪さを感じる瞬間もあるのですが、なんとそこから結構上手くこの映画はひっくり返してくる。散々人を殺した後の山場のアクションシーンがマジですかというギャグのような終わりを迎えるのに、それでもなんか変に清々しい良い物を観た感で映画が追われるのには、実はこの教育映画要素がギリのところで上手くいっているのもあるのかなと。あと、主人公が物凄く強いのに物凄く童貞臭くてキュートな点も貢献していると思う。
 

「ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー」予告 希望編
スター・ウォーズシリーズは、その実写の映画についてはこれまで全作を一応観てはいるのですが、正直あまり面白いとは思っていませんでした。ですが今回は初めて、面白い!と思えた作品でした。スター・ウォーズシリーズ、評判の悪いEP.1からEP.3は勿論、シリーズを打ち立てたEP.4からEP.6にしてもどうにも面白えませんでした。というか今も思ってません。ごめんよ、ジョージ・ルーカス。あんたは悪くない。ただ僕らの相性が良くなかっただけさ。なのになぜ全作観てきたのかと言うと、SWファンの熱気に騙されたのと、有名映画シリーズについてのお勉強のため、そしてアクションはダメでもSF作品としてのデザインや絵は良かったりしたからでした。なんですが、EP.7あたりから少々面白くなってきて、この「ローグ・ワン」でようやく初めて、あれ、これは面白いじゃないのと思えて、ちょっとビックリしました。ありがとう、ギャレス・エドワーズ