P.E.S.

政治、経済、そしてScience Fiction

「英語教師 夏目漱石」

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坊っちゃん」「吾輩は猫である」等々、無教養なでもタイトルは一般常識として知っているレベルの作品*1を生み出した夏目漱石。その夏目漱石が英語教師をしていた事、イギリスへ留学していた(そしてどうやら英語が嫌いでイギリスが嫌いだったらしい)事等々はぼんやりと知っていましたが、俺なんかだとその程度しか知らなかった漱石の教師としての側面に注目した本。漱石が英語については厳格だけど、生徒の面倒見のよい教師であったことが知れて面白かった。ただ、明治、それも10年代とかの日本の学校システムは今とは全然違っているわけで、流石にもうちょっと当時の学校システムについての説明があっても良かったのではないだろうか。

*1:あくまで「タイトルを知っている」なだけなのが無教養なところ。