P.E.S.

政治、経済、そしてScience Fiction

「燃えよデブゴン Tokyo Mission」

イップマンことドニー・イェンが太って東京でヤクザと大暴れ!という香港コメディアクション映画を観てきました。アクションは良かったです。
www.youtube.com
監督:谷垣健治
脚本:ウォン・ジン
出演:ドニー・イェン、ウォン・ジン、竹中直人、丞威

あらすじ:香港の警官フクロン(ドニー・イェン)が左遷先からの復帰の為に引き受けたとある日本人の東京への護送という任務、しかしその行く先ではヤクザとの対決が彼を待っていたのであった! 
 
感想:香港のコメディ映画は久しぶりに観ましたが、ぶっちゃけコメディパートはつまらないです。酷いヒステリーを起し無茶苦茶な事を言って主人公を困らせるヒロインとか、逮捕劇中の2つのテレビ局同士のしょうもない行動と張り合いとかまだこんな事をやるのかという感じ。ただ、そういうどうしようもないコメディ設定があるからこそ劇中での荒唐無稽なアクションが受け入れられるというのもあるのかも知れないですが。なんであれ、そのアクションが楽しい!主演がドニー・イェンな上に、監督がるろうに剣心シリーズでアクション監督を務めた谷垣健治。リアリティはいまいち分かりませんが、高速かつ縦横無尽なアクションは観てて面白かったです。東京のゴミゴミした繁華街での建物の高さを使ったアクションなど、傑作「チョコレート・ファイター」の建物壁面での縦アクションを思い出しました。でも、改めて観てみると「チョコレート・ファイター」の縦アクション、まじ凄いな(下の動画の2分30秒から。でも、どこ観ても凄いけど。)

Chocolate Fighter Jeeja Yanin Tribute 2
 
香港映画で、日本の街並みもセットですが、監督が日本人なのでそんなに変な感じはしないです。いや、変なとこはあるけど誇張として分かるとか、まあ物語的には必要だよねレベルというか。ただ、香港から飛行機で日本へ来て、車で東京へ向かっているのになぜ富士山らしき山がバックになる場所を通るのかとかはあるけど。あと日本のヤクザ、というか丞威の演じる若いヤクザが怖カッコ良かったですね。ま、それでもドニー・イェンに勝てないのは、仕方ないけどな!