P.E.S.

政治、経済、そしてScience Fiction

「KING OF STAGE ~ライムスターのライブ哲学~」

ヒップホップグループのライムスターが2019年に行った47都道府県ツアーでのインタビューを背骨として、3人のメンバーそれぞれがライブについての考えを述べた本です。

まず言っときますが、僕はヒップホップファンでないのは勿論、音楽ファンですらありません。単にライムスターのメンバーである宇多丸さんを宇多丸さんのラジオ番組(ウィークエンド・シャッフル → アフター・シックス・ジャンクション)を通じてファンになり、そこからライムスターについても関心を持つようになっただけです。
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KING OF STAGEというのはライムスターのグループについての自称であり、またそのライブについての名称です。当然ながらライブについての自信の現れの言葉です。この本はそのライブについてメンバーの方々がどう考えているのかをまとめたものです。とはいえ上に書いたようにツアー中のインタビューがその大部分を占めているので、実際のところライブについて全編で体系的に語っているというわけではないですが、ライムスターのファンの方ならそれ以外の部分となっているこぼれ話的なエピソードも十分楽しめるでしょう。ファンとは言えないレベルの僕としては、メンバー三人がアラフィフとなった今でも考え続けてより良くなろうと努力を続けていることに感銘を受けました。