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P.E.S.

政治、経済、そしてScience Fiction

クルーグマン:宇宙人の代役

また久しぶりの翻訳です。色々忙しいのですが、ファイナンシャルタイムズに載ったなぜ日本がリフレ政策に乗り出したのかについてのコラムについてクルーグマンが短い文章を、この夏公開のSF映画Pacific Rimの画像をつけて書いてましたので、訳しておくことにしました。このブログのタイトルのSはSFのSなんで(笑)
なお訳中の( )は訳者によるものです。
 
宇宙人の代役 ポール・クルーグマン 2013年5月9日

ほとんど誰もを驚かしたことに、日本が、あの日本が!、緊縮主義の教義から離れ、積極的な金融・財政政策の組み合わせを試してみるのにもっとも意欲的な先進国として浮上してきた。アベノミクスへの評価を下すのには当然まだはやいけれど、よい兆候は現れてきている。しかし、なぜこんな事になっているのか?
David Pillingはファイナンシャルタイムズのコラムで2011年の津波と、中国が名目値で経済規模世界第2位の地位を日本から奪った事のダブルショックのせいだとしている。彼がいうにはこういったショックが(衰退の)運命論を突き破って、日本のエリート層に何かがなされなければならないと納得させたというのだ。
古くからの読者は私がかつて、アメリカが必要としているのは宇宙人からの偽の脅威だと冗談を言ったのを知っているだろう。そんな事があれば我々も(軍備増強による)景気刺激策に動き出すだろうから。あとで宇宙人が嘘だとわかっても、問題ではない。
どうやら、日本はその宇宙人の代役を見つけたようだ。おめでとう。