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P.E.S.

政治、経済、そしてScience Fiction

ミット・ラムニーは両党協調の夢をみるか?

2012年米国大統領選挙 ミット・ラムニー

またまたまたTPMから。
ミット・ラムニーの一万ドルの賭けの続報です。


民主・共和両党間での対立ばかりが目立つアメリカの政界ですが、たまには協調的行動も起こります。
ラムニーから1万ドルの賭けを申し込まれたリック・ペリー陣営は「1万ドルはアメリカの中位所得*1の3ヶ月分にあたる」というビデオを公開しました。

ラムニー、ペリーと同じく共和党大統領候補に立候補しているジョン・ハンツマン陣営は、10kbet.comというサイトを立ち上げ、ラムニーが国民への健康保険購入を義務付けるのを支持する発言を集めた下のビデオを公開しています。
この購入義務付けは元々保守派からの市場を利用した国民皆保険制度提案に含まれていたもので、だからこそラムニーケアにはそれが入っていたわけですが、オバマケアがその強制を取り込んだので、今では共和党支持者の嫌悪の対象となっています。
さらにこのビデオの終わりにはラムニーとBain Capitalという彼が創設メンバーの一員である金融企業のメンバーがドル札を咥えたり、耳に挟んだりしている趣味の悪い写真が載せられています。

さらにギングリッチも以下のような事をニューハンプシャーでレポーターに語ったそうです。

もしラムニー知事*2がBainにおいて、企業を破産させ、従業員を馘首にする事で儲けたすべての金を返すというのなら、彼の言うことにも喜んで耳を貸しましょう。
そんな事はしないというのに、1万ドルではなく10ドルを賭けますが。

ということで、ラムニーの1万ドルの賭けは民主・共和両党の協調に一役かったようです。良い事したね、ミット!

*1:"median income"、平均所得と近いですが違うもので、所得を受け取っている人のうち、半分はこれ以下の所得、残りの半分はこれ以上の所得という金額です。

*2:ラムニーは元マサチューセッツ州知事であり、今は違いますが、アメリカでは現職でなくても最高位の官職で相手を呼ぶのが普通です。