大恐慌
H.G.ウェルズ、といったらSFファンの俺としては当然ながらSF作家なわけなんですが、実のところ彼は第一次世界大戦ぐらいから、SF作家というより社会思想家といったかんじなります。そのウェルズが1933年、世界大恐慌に対処する為に開かれる事になったロンド…
オバマ政権の大統領経済諮問委員会(CEA)委員長で、元カリフォルニア大学バークレー校の経済学教授であるクリスティーナ・ローマー(この三本腕の人)がブルッキングス研究所で3月9日に大恐慌からの教訓について述べたそうです。そのペーパーがオンラインに公…
前にも書きましたようにクルーグマンの新刊、The Return of Depression Economics and the Crisis of 2008についてのディスカッションがTPMCafeで始まりました。これはTPMCafeでの、政治経済系の本の内容について著者と何人かの討論者で議論しようというもの…
ワンモア・クルーグマンです。1930年代のモデル(翻訳)で実質残高効果(ピグー効果)を無視した事についての質問が色々来ていたようで、それに答えてます。ただ、文中の数字は1930年代のアメリカのものでなく、現代のアメリカの数字、だと思います。それからタ…
クルーグマンの1930年代のモデル(翻訳)に対するタイラー・コーエンのコメントです。本人が言うように、モデルを余りにそのまま受け取りすぎている気がします。クルーグマンはモデルは理解の為のメタファーだと割り切ってますからね。AD-ASモデルと垂直のAD曲…
マンキュ−のこれ(翻訳)を受けての、クルーグマンのポストです。まだ続きます。
賃金を引き上げようとしたニューディールが大恐慌を悪化させたのだとか言っている人達への反論として、1930年代の名目賃金と雇用の関係についてクルーグマンが書いたものです。実証が伴っていない可能性の指摘がこの場合、どれだけ反論として有効なのか分か…
クルーグマンの大恐慌についてのブログです。
俺も少しはやる事があるんですが、最近訳している大恐慌とニューディールがらみ、そしてなによりケインズ!の文章という事なので、これを訳してみる事にしたのですが...実はケインズの文章って読んだ事は、ほとんどありません。当然ながら「一般理論」も読ん…
さて、現在の金融危機がらみでの大恐慌・ニューディールがらみの文章や言説がアメリカではいくつもいくつも書かれ語られているようです。その状況にうんざりしているらしく、一体そんな大昔の事が今の状況にどんな関係があるんだよ!と疑問に思う人もいるそう…
クルーグマンや他のリベラルが大規模な財政出動を主張し、オバマもある程度はそれに答えている中で、右の人達もそれへの対応を頑張ってられます。そしてこれまでも何度か訳してきましたが、それは今のところニューディールや第2次世界大戦によってアメリカは…
昨日からMarginal Revolutionのニューディ−ルと大恐慌がらみのエントリーのなかでリンクされてるブログエントリーを訳していくことにしましたが、それは上のリンクの中にあるリンク先の中にあるリンク(笑)です。で、前のエントリーでジェームズ・ハミルトン…
ここに訳した第2次世界大戦が大恐慌を終わらせたのかどうかに関してのMarginal Revolutionのエントリーに興味を持ったので、そのエントリ内のリンク先をいくつか訳していくことにしました。といってもさすがに論文を訳していくのは大変なので(あと大抵文章は…
大恐慌を終わらせるのにニューディール政策が大した効果を発揮しなかったというのは、左右双方の共通見解です。右はこれを政府介入や財政政策の無力を言い立てるために利用しようとしますが、その場合、左は実はニューディールにおいては景気回復のための財…