2008-01-01から1年間の記事一覧
賃金を引き上げようとしたニューディールが大恐慌を悪化させたのだとか言っている人達への反論として、1930年代の名目賃金と雇用の関係についてクルーグマンが書いたものです。実証が伴っていない可能性の指摘がこの場合、どれだけ反論として有効なのか分か…
ケネス・ロゴフがイギリスのガーディアン紙に寄稿した、金融危機対策です。インフレを起せと言ってられます。まあ、それはいいのですが、起した後、行き過ぎてしまう可能性はどうするのかについての答えが...そんなに簡単なら、ヴォルカーのインフレ退治はな…
笑ってしまった...
アメリカの、若く、知的で、非常に強くリベラル/プログレッシブで、毎日長文のブログを書きまくっている*1、まさに「ネットルート」という感じのブロガー、グレン・グリーンワルド、初登場です(多分)。この人は、もともとニューヨークの弁護士だった人です*2…
アンドリュー・ゲルマン(Andrew Gelman)はコロンビアの統計と政治学の教授だそうです。政治学がらみということで、彼のブログ、Statistical Modeling, Causal Inference, and Social Science、にはよく目を通すのですが、訳すのは今回が初めてですね。できれ…
昨日、予告してましたマンキューブログのポストです。急ぐな、己の無知を理解せよ、謙虚になれ、と説かれています。非常にごもっともなので、教授にはなにとぞその教えをケインズ理論がらみ以外でも適用していただきたいと思います。
クルーグマンがアメリカの公共ラジオNPRのOn Pointに出ていました。1時間近くのインタビューです。語っている内容はこれまで彼がブログやニューヨークタイムスのコラムで書いてる事と同じですので目新しい事はありませんが、リスニングの練習になります(追記…
池田先生がこの「失業の最大の原因」というエントリーにて、オバマの経済アドバイザーとなったローレンス・サマーズの失業に関するエッセイに触れられてまして、俺はそのエントリーへのブクマで先生はほんとにこのエントリーを読んだのかな?という疑問を書き…
クルーグマンのニューヨークタイムズのコラムです。これは明らかにこのマンキュ−のニューヨークタイムズへの寄稿(翻訳)を意識していると思います。
Hullabalooより。 ロサンゼルスのとあるラジオ局のサイトで使われていた画像です。 さすがハリウッドに近いだけあって、よく出来た画像なんじゃないでしょうか?笑
ちょっと古い話なんですが。オバマの経済チームに入ったローレンス・サマーズは、2001年にハーヴァード大学の学長になるものの、これでもちょっと触れたように色々と舌禍やら筆禍やらの事件を起しまして、2006年に追い出されて辞める事になります。で、その中…
またマンキュー教授がオバマの経済チームについて書かれてました。しかし月曜の朝からまたまた全訳していては、ほんとに俺がマンキューを愛しているかのようなので、部分訳で。 住宅ローン市場の規制に懐疑的だったり、失業保険と労働組合は失業を増やすと考…
はい、またクルーグマンのブログからです。そしてまたマンキューがらみのポストです。下のマンキューの寄稿をうけての、クルーグマンのブログポストです。マンキューの文章は、ケインズ政策嫌だなぁ〜と、みたいな曖昧な嫌味の文章でしたが、クルーグマンの…
マンキューのニューヨークタイムズへの寄稿です。彼のブログで書いてた連銀によるターゲットとかも含めて、まあ色々語っていてはいますが、結局なにか内容のあるものじゃないです。まあ、クルーグマン等、財政支出増へ向けて勢いづく左派へ、右派から嫌味の…
今アメリカでは、保守派による、一体何が敗北の理由だったのか、そして敗北を乗り越えるために何をすべきかという問いが行われています。ただ現状を変えようという意欲を持っているのはやっぱり若い保守のようで、年いった人たちは、保守にはなんの問題もな…
クルーグマンの大恐慌についてのブログです。
ここでも触れたように、11月の第4木曜日の翌日の金曜日はBlack Fridayと呼ばれる全米での大安売りの日で、朝からみんな買い物に出かけるのだけど...ロメロの「ゾンビ」みたい、いや、もっとパワフルな感じだから新「ドーン」かな。 naked capitalismによるNe…
またまたマンキュー教授のとこより。 「だいじゅうぶ、まってたら連銀がきて、たけてくれるから」
ちょっと久しぶりのクルーグマンのニューヨークタイムズ・コラムです。テーマは次の金融危機を防ぐ為の金融市場改革、というかそれが行われない可能性についての危惧、というところでしょうか。
マンキューが持ち出した経済学者ランキングによると、2008年10月現在で1位はスティグリッツ、11位がラリー・サマーズ、15位がクルーグマン、21位がマンキューとなってましたが、彼らに挟まれて12位になっていたのが、なんとダーロン・アセモグルーでした。アセ…
民主党支持のクルーグマンと、かつてブッシュ政権で働き、クルーグマンがノーベル賞を受賞した時には愛あるリンクを貼り付けたりもしていたマンキューが、ラブリーなやり取りをしてました。まあ、昨今のブッシュ支持率最低、保守退潮の中、マンキューの過敏…
なんかですね、これを読んだらなぜかいらいらしてしまったので、以前から気になっていたけどそのままにしていた文章を訳しておきます。あんまり真剣にならなくてもいい事だとは思うんですが... 以前、英語のヒアリングの為にAuthor@Googleをチェックしていた…
11月の第4木曜日は感謝祭(アメリカ版)という、収穫の喜びを家族と祝う日です。で、その翌日の金曜日はBlack Fridayといって、全米で様々な大安売りが行われる日となります。すぐに商品が売切れてしまうため、全米各地で人々が朝早くから買い物に出かけます。…
これはただの、ああそうだったのか!という感想エントリーです。 昨年の事なんですが、池田先生がアメリカの政治ブログInstapunditを「リベラル派のブログとして有名なInstapundit」と書かれた事がありました。ところがこれは実は有名な保守派のブログでして…
なんだか昨日は、アクセスがものすごくあったようです(もちろんこのブログにしては、ですが)。これもトラックバックやリンクをしていただいた方のお蔭と昨夜は一晩、感謝の涙が絶える事がありませんでした。 すいません、ちょっと誇張しました。でもやっぱ…
ThinkProgressより ブッシュ大統領が、今年度のアメリカのノーベル賞受賞者とあって祝福したそうです。 というわけで、きっとみんな分かり合えるんだよ。多分。どうなんだろ...良く分からない気もするけど。
俺も少しはやる事があるんですが、最近訳している大恐慌とニューディールがらみ、そしてなによりケインズ!の文章という事なので、これを訳してみる事にしたのですが...実はケインズの文章って読んだ事は、ほとんどありません。当然ながら「一般理論」も読ん…
Daily Kosより。 興味深かったので訳すのですが、リンクをたどってみても元々は何処かのブログかなにかへのコメントらしく、信憑性はわかりません。ウィリアム・クリストルはアメリカの有名な保守の知識人です。保守の雑誌ウィークリィー・スタンダードの編集…
さて、現在の金融危機がらみでの大恐慌・ニューディールがらみの文章や言説がアメリカではいくつもいくつも書かれ語られているようです。その状況にうんざりしているらしく、一体そんな大昔の事が今の状況にどんな関係があるんだよ!と疑問に思う人もいるそう…
TPMより 2007年中の民主党大統領候補による討論会の中、オバマ候補への質問。 女性:オバマ議員。あなたのアドバイザーのなかには、ビル・クリントンのかつての国家安全保障アドバイザー、国務省の政策担当、海軍長官などがいらっしゃいます。ご自身の外交経…